教祖タカハシのおっさんに出会った。

人の顔を個人名で喩えるという安易は忌避したかったのですが、ジョージ秋山の教祖タカハシに激似いや劇似と言っても過言ではないおっさんと出会いました。会った瞬間から、猛烈に喋り続け自我をなすりつける所業の嵐。なんじゃこのおっさんのエネミーは。アメリカか、と。迷惑そうに話半分、苦笑いで最初は敬遠しておったんですが、徐々にふりかかるおっさんの体液と共に思考が侵食され、今日の日本にはこういうエネミーがアメリカな人が必要なんだと、脳内比叡山で諭しかけた瞬間、おっさんの決断力の無さと言行不一致が露呈。視界にいる老若男女、皆が皆、ギャフンと言いました。おっさんは、寂しそうに、タクシーを拾っていました。