柔らかな頬、読了。

三日ほど前に三時間ほどでスパッと、読了。妄念で出来た小説。
幼い子をあやすときに、両手で頬を包み込むようにする。子は安堵していると思いがちだが、完全に包み込めているわけではなく、手のひらと頬との間には、厳密には、空間が生じている。空間は後ろめたいことや罪悪感が大きいほど広がり、それを、子は瞬時に察知する。