飛行するおっさんに出会った。

おっさんと話す仕事がありまして、行って来ました。それも喫茶店とかではなく、道端で話してただけで。交通事情の話やら、もろもろ話していたのですがいつの間にか、道行く近所のおばはんおっさんの交通事故経験の有無の話になり、「あの、おばちゃんもダンプに飛ばされてナア。」とか「あのおっさんも前、子供飛ばしよった。」とか、いう話が続き、ああ交通事故というものは現代において誰の身にも降りかかる決して他人事ではないのだなあ、ということより、このおっさんはなぜ交通事故に遭うことを「飛ばされる」と言うのだろうかと、話も聞かず考えていました。しかし、考えれば考えるほど、昔のファミコンで無敵モードになったとき、ぶつかれば画面外に一直線に飛んでいく敵が脳裏によぎり、交通事故なんて案外大した事ではない、怪我なんて、まして血なんて出ないんじゃないかと思うに至りました。